仮想通貨にまつわるお話

仮想通貨の定義とその種類・特徴について知ろう

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仮想通貨とは、暗号化された財産的価値をもたらす金銭のことであり暗号資産とも呼ばれています。
日々買い物の際に手にしている現金(円やドルなど)を法定通貨と呼び、国家によって価値の保証がなされている通貨です。
一方仮想通貨は国家による価値の保証はないですが、2017年に定められた資金決済に関する法律によって法的な定義が認められています。
デジタル通貨とも呼ばれているため電子マネーとも混同されがちですが、日本円を端末に電子マネーとして入金したものであり、通貨や紙幣を用いないものの日本円で支払うため法定通貨に属する決済手段です。
仮想通貨は大きく分けて、ビットコイン(BTC)アルトコインの2種類です。
オルタナティブコイン(代替のコイン)の略称であるアルトコインは、BTC以外の全てのものを指します。
代表的な銘柄ではイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などが有名です。
もう一方のビットコインは仮想通貨の代表とも言うべき大きな銘柄であり、時価総額が高い暗号資産として知られています。
中央機関および仲介者が必要なく、2008年に発表および開発が開始されて翌年には配布がスタートしました。
発行の上限枚数は2,100万枚となっており、新規発行にはマイニングが欠かせません。
約10分に1回の割合で成功するように、自動調整されている構造が特徴です。
続いてアルトコインの主力の銘柄の方を見ていくと、スマートコントラクトという独自の技術を採用しているイーサリアムが候補として挙げられます。
2013年に考案された通貨であり、第三者が不在であっても自動的に契約を執行できる仕組みが武器です。
契約の際の情報はブロックチェーン上での保存となるため、改ざんのリスクも少なくスムーズな契約を可能とする通貨です。
また歴史の古いリップルも主力の1つであり、開発の始動は2004年にまでさかのぼります。
中央機関を有していない通貨が多い中で、リップルは管理主体が存在しているのが特徴です。
バリデーターという名の承認者の多数決で合意されて、取引がなされるリップルは非常に取引処理がスピーディーであることが大きなメリットです。
これによって国際送金の際の問題となっていた送金のための時間・手間、高額な手数料の改善策になることも有力な要素と言えるでしょう。
他にもBTCから派生したビットコインキャッシュがあり、問題点となっていた取引件数過多の際の処理速度の低下および手数料の高騰をクリアした仮想通貨です。
加えて同じく派生して誕生した通貨にライトコインがあり、処理速度の改善を求めて2011年に開発されました。
マイニングによって承認作業が行われますが、約10分から2.5分へと時間短縮が可能となっています。
さまざまな仮想通貨の種類がありますが、購入の際に注意点があります。
全てのコインがどの取引所でも取り扱っているという訳ではなく、求めるコインを扱う取引所で口座を開かなければなりません。
もちろん日本国内では取り扱われない海外産の通貨も存在しており、ビットコインを購入した上で海外の取引所に送付して購入するという段階を踏む必要があります。
また種別によって、最小注文数の量も変わってくる点も注意が必要です。
ただ一見価格が高いように見える通貨が多いものの、BTCのように最小注文数量が0.0001BTCに設定されている場合もあります。
この場合1BTCが100万円であるタイミングなら、100円から購入することが可能です。
高額であるため購入が厳しいと思われがちな通貨であっても、最小注文数量が低ければ購入が容易であることも考えられます。
希望のコインが高額であるからと諦めずに、最小注文数量を確認して予算と見合わせて検討するようにしましょう。